こんにちは。折り紙作家カミキィです。
今回は、私が所有している国内メーカーの単色おりがみから赤、ピンク系の色をご紹介します。
例えば「赤」でもメーカーによって微妙に発色や色合いが異なります。
同じメーカーの色見本は販売元のサイトで確認できますが、メーカー違いの色の比較は難しいので
購入するおりがみ選びの参考になれば幸いです。

少しソフトな印象の赤を集めてみました。
左のトーヨーローズと中央のKOMAしゅはほぼ同じ色で、少し黄色寄りの温かみを感じる赤です。
KOMAサンゴは赤い絵具に少しだけ白を混ぜたような、商品名の通りのサンゴ色。
画像に撮るとどれも純色の赤に見えるのですが実物だと明るさや色味の違いがわかります。
作品を組み合わせるとき、赤だとちょっと強すぎる時に少し柔らかいこういった赤を選ぶこともあります。

左のKOMAのあかの方が実際は少し暗い感じです。
KOMAの紙はやや薄手なのですが、あかはインクが多いのかインクの材料の関係なのか、他の色より紙が厚く感じられます。
クラサワの直販サイトおりがみやさんドットコムでは単色の5㎝×5㎝も色別に販売されています。
赤は出番が多いので小さいサイズもあると何かと便利。

「赤」と聞いてイメージする色に一番近いのが左のトーヨーのあかではないでしょうか。
「あかね」は少し暗くした渋いイメージの赤。
ダイヨのべには廃盤なのですが色を比べるために載せてみました。

明るい青みの赤(ピンク)は
強い印象の色なので個人的には扱いが難しく…組み合わせるのが難しいと感じています。
インパクトのあるピンクを効果的に使ってかわいい印象に仕上げているイラストを見かけることもあるので、私も挑戦してみたいところです。

こちらは優しい印象のピンク。
左下のショウワノートうすももは黄色寄りで少しくすんだ感じのサーモンピンク。
他メーカーにはない色です。
画像では伝え切れないのですが、色だけでなく発色も違うのでぜひ実物を比べてみていただきたいです。
トーヨーはインクが均一ではっきりしたやや光沢を感じる発色です。
KOMAやショウワノートはマットな感じでソフトな印象。
ちなみにインスタでどのピンクが好きかアンケートを取ってみたところ、右上のトーヨーさくらが一番人気でした。明るく可愛いイメージのピンクです。

紫系の折り紙はあまり種類を持っていないのです。
そもそも赤と紫の間の赤紫など紫系の色はあまりバリエーションがないような。
お花などに使えるのでもっといろんな色合いやトーンで欲しいところです。
ダイソー24色セットに入っている赤寄りの明るめ紫は100枚入りに近い色がないので、
この色は抜き出して本番用に貯めておいています。

明るめの紫を集めてみました。
淡い紫は大人っぽくて上品なイメージです。

モノトーン系
黒は人物の髪やシマエナガなどの動物に、グレーもリース土台など意外と出番のある色です。
グレーは日本の伝統色として「鼠色」という呼び方もあります。 火事の多かった江戸時代に「灰色」と呼ぶのは縁起が悪いので「鼠色」と呼ばれることが一般的になったのだとか。


