カミキィ通信2023年3月

こんにちは。
折り紙作家カミキィです。

先月から始まりました「カミキィ通信」第二回目です。
先月の通信はこちら

今月は

・3月おすすめの折り紙作品
・カミキィ先月の振り返り
・インスタ8周年
・タイで折り紙講習

という内容でお届けします。


3月のおすすめ折り紙作品

3月といえばひなまつりですね。
ひなまつりのリース飾り一覧はこちら

今年のひなまつり折り紙の新作として平面タイプのおびなめびなと三人官女の動画を公開しました。


新しいのは体部分のみで、頭部と小物は以前の立体タイプのものと同じです。
五人ばやし平面タイプの動画は都合により無いのですが、
この要領で立体タイプの五人ばやしに平面の体をつけることで作っていただければと思います。

3月は春の飾りにチェンジするのもいいですね。

チューリップやクローバーなどカミキィの春の折り紙作品はこちらにまとめています。


カミキィの住む札幌は、雪が解けはじめて暖かくなってくるのは嬉しいのですが
溶けた雪で道路がぐちゃぐちゃ、水たまりができて長靴でないと渡れないところがあったりしてちょっと歩きにくい時期でもあります。
皆さんのお住まいの所の3月はどんな感じでしょうか?



カミキィ先月の振り返り

■抗菌おりがみ カミキィ監修シリーズ新柄「ニュアンスカラーセット」発売

抗菌おりがみの監修シリーズ第11弾「ニュアンスカラーセット」が発売されました。
「カラフルサンディー 」と同じかすれ調で、微妙な中間色やグラデーションになっています。
優しい雰囲気に仕上がる「カラフルサンディー 」はリピート買いするファンも多く、すでサンディーの良さを知っている方にも好評のようです。
派手な模様が付いているわけでもなく、一見地味なんですが使ってみると組み合わせやすさや使いやすさがわかるセットです。
こういうのが既存の市販品に無いのですよ。

ご購入はコウワオンラインストアまたはアマゾンでどうぞ。

■新作動画「クロスフラワー」

カミキィ作品マニアならお気づきかもしれませんが「さるだるま」や1枚で作る「ひまわり」「ポインセチア」のアレンジ作品です。
「ニュアンスカラーセット」で作ると一層素敵ですよ。

中央に別パーツを入れて、6個をつなげたキューブにしても素敵。

■プリントアプリSLOW(剃ろう)さんとのコラボ

第一弾のおにとおにばこに続き、ひなまつりの飾りに使える「うさぎのおひなさま」が作れるデータのダウンロードができます。
ひな台や屏風も作れますよ。
模様や顔などがあらかじめデザインされているのでラクしてかわいい折り紙作品が作れます。

プリントアプリSLOWはこちら
スマホアプリをダウンロードして
アプリから「折り紙」で検索してみてください。

■インスタ8周年

インスタ投稿を始めて2月16日で8年経ちました。

インスタ投稿=カミキィの折り紙活動 
なので折り紙発信も同じく8年目になります。
もともと手芸やクラフトは好きでしたが特に折り紙好きだったというわけではなく、
子どもの遊び場のために折り紙を教えたり調べたりしているうちにオリジナル作品を作るようになり、
そのうちたくさんの方にカミキィ作品を通して折り紙を楽しんでもらえるようになりました。
詳しくはこちら

何より皆さんの反応があったからこそ活動を続けてこれました。
作ったカミキィ作品画像をSNSに投稿していただいたり、カミキィの投稿や動画にいいねやコメントでのご感想などをもらえるのが楽しくて。

折り紙をしていなかったらできなかったような体験、出会えなかったような人との交流もたくさんあります。
今後も楽しみながら活動を続けたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします!



タイで折り紙講習

先月の記事の最後に

「今抱えている案件のうち、一つは初めてのことでちょっと緊張しています。
無事終わったらこちらでまたご報告しますね。」

と書いていた「初めてのこと」というのは実は海外での折り紙講習のことでした。

マイナス気温で雪の札幌から気温差20度以上の暑いタイへ行き、バンコクの大学で折り紙講習をしてきたのです。


講習を行ったのはモンクット王工科大学。
日本語学科の2クラスで講習を行いました。

モンクット王の大きな肖像画が。
他にもタイはいたるところに王様の肖像画がありました。さすが王国。

ある程度日本語がわかる生徒さん向けということで言葉は全部日本語を使いました。
とはいえなるべく優しい言葉を選んだり、はっきりゆっくりめに話したりは意識しましたが。
説明が全部伝わったかどうかはわかりませんが、最終的には約70人の生徒さんみんなが作品を完成させることができました。

作ったのはカミキィ作品の「うさぎだるま」と伝承作品「はばたくとり」

折り紙を折る前に、日本においての折り紙の歴史を簡単に紹介しました。そして学生の皆さんに「折り紙で鶴など折ったことがありますか?」と質問してみたところ、何人かの手が上がりました。

タイ人が一般的にどの程度折り紙に親しむ機会があるのかわからなかったのですが、日本語を学んでいると言うことで日本文化紹介の一環として何か折ったことがあるという方もいたのかもしれません。

いよいよ折り紙の製作開始。
初めは2023年の干支ということで「うさぎだるま」に挑戦してもらいました。

手元の折り図を見ながら先に進んでる生徒もいれば山折り谷折りが逆になっている子も。
折った後はもう一度しっかり折り目をつけてね、と説明してもふわふわした状態のものもちらほら。
みんながきちんと折れているかを確認しながらの進行はなかなか時間がかかります。
一緒に行った友人に指導を手伝ってもらったのでとても助かりました。
私ひとりだったらもっと時間がかかっていたと思います。

なんとか完成!みんなの作品を並べて記念撮影しました。
顔の描き方で個性が出ますね。
日本語クラスのY先生には「立てて飾れる」こととお腹にものが入れられる実用性を気に入ってもらえました。
大うさぎのお腹に入っているのはタイバーツ札^ ^


次に「はばたくとり」
しっぽを動かすと羽が動く楽しい作品です。

ほとんど折り鶴と同じ折り方なのでそれほど難しいところはないのですが、羽を動かすためにちょっと最後にコツが必要です。
頭と尻尾の中割り折りもなんとかクリアし、皆さんはばたくとりも完成し羽をパタパタさせてました。

動きのある作品は作った後も楽しめていいですね。

「海外で折り紙講習」はいつか叶えたい夢のひとつでしたが、
まさか初めて訪れるタイで実現するとは思ってもいませんでした。
友人からタイ旅行に誘われた時はもしこの旅行でコロナに感染してしまったらという不安もあったのですが、家族の理解もあり思い切って行って本当によかった。
完成した後の生徒さんたちの笑顔が忘れられません。
得難い経験になりました。



おまけ

学食でいただいたカオマンガイ(チキンライス)
35バーツ(約140円)でお腹いっぱいです。
学食なので安いですが、普通の食堂でも200〜300円くらいでした。

校内にいた野良犬たち。
暑くて溶けてます。

バンコク観光もしてきました。
暁の寺、ワット・アルン
観光客は多かったですが、日本人はあまり見かけませんでした。

タイルの装飾がかわいい。
こんな柄の折り紙があったらいいかも?などと思いながら眺めていました。

迫力満点の象のショー。
最後にバナナを買って餌やり体験もしました。
鼻先でバナナをつまんで口に持っていく様子を間近で見ることができました。


いつも自宅で紙かパソコンに向かう毎日なので、日常を離れた今回の旅行でかなりリフレッシュできました。
またこんな経験ができるよう日々のことをがんばろうと思います。


ひこにゃんに会えず

今月はタイの他に彦根にも行ってきました。
用事だけ済ませて帰ってきたので彦根城も訪れずひこにゃんも見られず。
また機会があれば今度はひこにゃんに会いたい!

ひこにゃんのことを「ひこやん」と言う母。
私が「ひこにゃん」と訂正したら
「あれはねこかい?」
って、何だと思ってたんでしょう。。

そんな母が作ったおひなさまで今月のカミキィ通信を終わりにしたいと思います。
ではまた来月。

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