自分の価値は自分で気づかないところにあるかも、という話

初期のリース飾り(2016年)。
今見ると、お花やダルマを複数付けてもっと賑やかにしたらいいのにと思いますが
当時は「土台のリースとモチーフを組み合わせた」というだけで私としてはすごく新しかったのです。

「自分の価値は自分で気づかないところにある」とはよく本などで言われていることです。

折り紙に直接関係のあることではないのですがまさに身をもって体験したことなので、今回はこのことについて書きたいと思います。




私は2015年のはじめ頃からオリジナルの折り紙作品を作るようになりその画像をインスタグラムに投稿したり作り方をYouTubeで公開するようになりました。


当初は単体のモチーフだけだったのですが、「シンプルリース 」などのリース土台ができたことと季節のモチーフも増えてきて、2016年頃からそれらを組み合わせた「季節のリース飾り」の提案もするようになりました。

当時は折り紙作品で作る季節のリースといえばクリスマスの飾りくらいで、お正月や子供の日など様々な行事の折り紙リース飾りが目新しかったこともあり、多くの方からフォローをいただくようになりました。

私のリース飾りがお手本に?

自作の折り紙モチーフを組み合わせたリース飾りをインスタに投稿し始めると、それとほぼ同じように作った画像の投稿を見かけるようになり驚きました。


いや、私のリース飾りを参考にして同じように作ってもらうことがイヤだというのでは決してないのです。

私が好きなように作ったものを同じように作りたいという方がいる
ということが私には新鮮でとても意外なことだったのです。
私の作ったものが他の方が作るときのお手本になる、なんて全く想定していませんでしたから。

というのも、私自身はこういったクラフトを作るとき、お手本と全く同じように作るというのが苦手で。。参考にしたとしても全く同じに作るのではなく何か自分なりのアレンジを加えたくなるのです。自己主張したがり?


なので他の多くの人もお手本と同じに作るのはのはつまらないのでは?
自分の好きなように組み合わせた方が面白いのでは?
と思っていました。


でも違うんですね。

自分で選んだり組み合わせたりするのが苦手な方にとってはお手本と同じように作る方が楽だし確実。


これは本当に意外なことでした。

私にとっては自分でモチーフの配置や色合わせをあれこれ考えることは、とても楽しくて苦にならない作業です。

でも、例えば「職場の飾り担当になったけれどこういうのを作るのが苦手」という方にとってはお手本と同じように作る方がラク。



やがて折り紙作品単体だけでなく、それを組み合わせたリース飾りもたくさんの方に作っていただくようになりました。


私が楽しくあれこれ作ったものが誰かの参考になってお役に立つようになるとは夢にも思っていませんでしたが、皆さんから「職場の飾りに毎月参考にしてます」「子どもと楽しく作ってます」というようなご感想をたくさんいただくようになり、その反応が嬉しくでどんどん作品やリース飾りが増えていきました。

初期の頃は単体作品もリース作品も自分の好きなように作っていましたが、皆さんからの反応をもらうにつれ、徐々に「これを参考にして同じように作る方」の立場になってなるべく作りやすい作品を、と考えるようになりました。

こちらもリース飾りを作りはじめた頃の作品。あっさりしすぎでお恥ずかしい。。
木目調おりがみは百均のものです。

自分では当たり前にできることが他の人にとっては難しいことで、それが価値になる

その後本などでそのような記述を何度も目にすることがあり、深くうなづくのでした。


きっとどんな人もその人ならではの価値を持っているのだろうなと思います。

ただ、自分ではスイスイと自然に出来てしまう事なので自分では気づきにくいんですよね。

周りの人に褒められた「意外なこと」、あなたの強みになるかもしれませんよ。

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